一人ひとりの子どもたちに生命(いのち)の尊さを
―自然との対話・実体験・造形活動・手作り保育― 


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 子どもの成長・発達を理解し、保育士としての専門性を高めるためには、日々の子どもを観る目を養うことと、研修など自己研鑽を積むことが必要です。しかし、限られた職員体制や環境の中では、本人の意欲と努力だけで自己研鑽の時間が保証されるわけではありません。大手宅配業者が利用者の利便性よりも、従業員の就労条件改善の必要性を認めているニュースを耳にし、園としても保護者支援と保護者の就労保障と同等に、職員の処遇改善が必要だと感じています。
 昭和22年、戦後の貧困対策として施行された児童福祉法は、時代の変化に応じて改訂されてきていますが、保育界ではかつて保護者対応や行事前後のサービス残業は当たり前でした。そして、その処遇は、一般企業の3割減といわれているのが現実です。  そんな中にあっても、とにかく子どもが好きで、好きでたまらないのです。子どもの笑顔と子どもの発達から見えてくる小さな発見が保育士に生きる力をくれるからです。一人ひとりの働く環境が整ってこそ、西院保育園の保育が充実し内容と質が高まり、深められるものと思います。

 現代社会は、2歳児でさえスマホの操作ができるような情報社会です。便利さと引き換えに、実体験の大切さ手作りのぬくもりを見落としているように思います。調べたいこと、わからないことも、タッチさえすれば一瞬にして答えが出てきます。図書館に出向いていく必要もなければ、重たい本を開く手間もいらないのです。日々の買い物も毎日の食事さえも、欲しいものは何でもパソコンで手に入れることができます。忙しい現代社会を生き抜くために、仕事と子育てを両立させるために、大いに利用するべきかもしれません。が、便利で暮らしやすくなったからと言って、わが子と向き合う時間が増えているかといえば大いに疑問です。



 今を生きる子どもたちには生きる力として、実体験を通して本物の良さを知ってほしいと強く願っています。そのためには、家庭ではお父さんお母さんが、園では保育士(職員)が子どもたちの安全基地となり、いつでも安心できる場(関係)を作ってほしいと思います。
 子どもの主体としての思いを尊重し受け止めながら、親として保育士として大人の願いを伝えていかなければなりません。だから子どもを育てることは、難しいのだと思います。保育とは「養護」と「教育」の一体化であると言われています。養護とは、子どもが心も体も心地よいと感じる環境を整え、子ども自身が主体的に育つことを助ける営みです。教育は、知識を伝える・教えることではなく、「感じる・探る・気づく」といった子どもの興味・関心を引き出すことです。子どもは、周囲に働きかけ、さまざまな実体験を通して学んでいく自発的な存在です。一人ひとりの子どもたちの育ちや発達を見つめ、子どもの気持ちに寄り添い、言葉にならない言葉に耳を傾け、何気ない行動や表面化されない「気持ち」や「心の動き」を読み取ることができる保育者(職員)集団でありたいと思います。

 子どもたちの笑顔と元気は、保護者から無限に注がれる愛情と、保育士(職員)の明るい元気な美しい言葉かけ、行動力によってもたらされるものと思います。
 子どもを主体として、保護者と保育園・地域社会が手をとりあい、小さな生命を守り、明日への希望を紡いでいきたいと思います。


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  2017.6.7更新